出生前診断をお考えなら 『出生前診断情報センター』

出生前診断情報センターでは、高齢出産でダウン症などの染色体異常が心配な方へ、羊水検査(羊水染色体検査)や絨毛採取、トリプルテスト、クアトロテスト、セルフリーDNA検査(新型出生前検査)といった検査方法の解説、情報を提供しています。

高齢出産と先天異常

なぜ35歳以上が高齢出産?

一般的に、妊婦の年齢が35歳以上の場合に「高齢出産」といわれることが多いようですが、 なぜ35歳を区切りとしているのでしょうか。

「先天異常が発生する率」と「出生前診断によって流産が起こる率」が交差する年齢が35歳だから、というのがその理由です。

出産年齢と羊水検査の流産リスク

年齢とともに先天異常(ダウン症などの染色体異常)の発生率は増加していきます(*1)。一方、羊水検査によって流産が起こる確率は0.5%と知られています(*2)。

左図のように「自然発生的に起こる先天異常の確率」と「先天異常の検査を行って流産する確率」が交差する年齢は、35歳となります。

染色体異常が発生する確率は、母体年齢と共に増加しますが、20代でも全くゼロというわけではありません。20歳でもダウン症の発生率は1,667分の1と報告されています(*2)。

先天異常と高齢出産に関しての正しい認識は、

・母体年齢が何歳であっても、ある確率で自然発生的な先天異常は発生する。
・母体年齢が高くなるに従って、先天異常の発生確率は高くなる。
・羊水検査は、0.5%(200分の1)の確率で流産リスクがある。
・羊水検査による流産が起こる確率と、先天異常が発生する確率は、35歳を区切りに逆転する。

ということになります。

欧米各国では、このような認識のもと、産婦人科医によって妊婦へ出生前診断の説明が行われています。 受診するかしないかは個人の判断に委ねられますが、羊水検査などの出生前診断という検査方法があることは説明されています。

また、アメリカ産婦人科学会は、35歳以上だけではなく全妊婦に対して、出生前診断の情報提供を行うよう2007年にガイドラインを変更しています。(*3)


父親の年齢と先天異常

先天異常と高齢出産というと、多くの場合は母体年齢が高い場合を指しているようですが、 父親の年齢が高い場合の先天異常の発生率も報告されています。

2003年の報告によると、父親の年齢もダウン症のリスクと関係しているようです(*4)。 アメリカのNYでの1983年から1997年までの 3,419例のデータによると、35歳以上の妊娠の場合、父親の年齢が40歳以上の場合は、24歳以下の場合に比べて2倍のダウン症出生があったとのことです。

*1) Chromosomal abnormality rates at amniocentesis and in live-born infants. Journal of the American Medical Association 249(15):2034-2038, 1983.
*2) Rates of chromosome abnormalities at different maternal ages. Obstetrics and Gynecology 58:282-285, 1981.
*3) American College of Obstetricians and Gynecologists (ACOG); 2007 Jan. 11 p. (ACOG practice bulletin; no. 77.
*4) The Influence of Paternal Age on Down Syndrome. The Journal of Urology Volume 169, Issue 6, June 2003, Pages 2275-2278.

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